2012年06月06日

ナラメイガフシ


増穂ふるさと自然塾のある平林の桜池周辺で、以前植樹された
コナラにこんなものがついていました。

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大きさは、ゴルフボール大です。

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クリのイガのような、フジアザミの花のような形ですが、手元に
あった『虫こぶハンドブック』(薄葉重 著)を見ると、
ナラメイガタマバチの幼虫が棲んでいた‘ナラメイガフシ’という
「虫こぶ」、とあります。


「虫こぶ」というと聞き慣れないかもしれませんが、ヌルデにできた
虫こぶ(ヌルデミミフシ)を乾燥させた五倍子(ゴバイシまたはフシ)
がお歯黒の原料になることは、ご存知の方も多いと思います。

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これは、そのヌルデシロアブラムシの虫こぶになります。


話は戻って‘ナラメイガフシ’。呪文のような名前ですが、虫こぶ
の命名ルールに従ってちょっと分解してみますと

ナラ・・・植物の名。この場合「コナラ」のナラ。

メ ・・・木のどの部分に付くか。これは「芽」が変形したもの。
     虫こぶによって「ハ(葉)」「ハナ(花)」なども。

イガ・・・虫こぶの形から。
     虫こぶによって「マル(丸)」「イボ」「コブ」なども。

フシ・・・「五倍子」あるいは「付子」と書いてフシと読みます。
     虫こぶのこと。

で、つなげて‘ナラメイガフシ’。


本来は葉や花になる部分が、潜り込んだ虫の影響でふくらんだり、
縮れたりとコントロールされてしまうのですが、その仕組みは解明
されていないことも多いのだとか。


では、クイズをひとつ。同じくコナラの芽に付いた虫こぶです。
これもゴルフボール大。

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上記ルールに従えば、皆さんならどんな名をつけますか?

ナラ・メ・マル・フシ? ナラ・メ・スモモ・フシ?


by はろ



図鑑では「ナラメリンゴフシ」です。

posted by 富士川町 at 17:23| Comment(0) | 植物

2012年06月04日

ふるさと自然塾から見晴台まで

6月4日 皆さんこんにちは。
本日は、天気もよいので、
ふるさと自然塾から櫛形山の見晴台まで
行ってみました。

それでは、スタート

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キャンプ場のところにきました。

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キャンプ場の北側に見晴台までの山道があります。

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山道を歩くこと1時間、だんだんとゴールが見えてきました。

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ふるさと自然塾から歩くこと1時間15分ようやく見晴台に付きました。
本日は、富士山も眺めることができました。

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見晴台からみた富士川町の様子です。

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今回登りに1時間15分くらい、下りに30分くらいかかりました。
天気が良いときには、富士山もよりくっきり見えるそうです。
キャンプなどで自然塾に訪れた際には、登ってみてはいかがですか。

下っている際に木苺がなっていましたので紹介します。

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By Jr.A








posted by 富士川町 at 17:00| Comment(0) | 植物

2012年05月17日

サクラ前線上昇中



もう1ヶ月前の話になってしまいますが、大法師公園のソメイヨシノは
4月上旬が見ごろでした。

沖縄で1月頃にカンヒザクラの開花で始まる桜前線は、琉球列島では
一部、沖縄本島から八重山へ南下しつつ、本州〜北海道道南までは
ソメイヨシノ、道央・道北へ行ってエゾヤマザクラ(オオヤマザクラ)、
道東のチシマザクラへとバトンタッチしながら北上していきます。

根室市にあるチシマザクラが咲く5月中旬から下旬頃が桜前線の終点
とされています。


一方、今日ご紹介するのは、北上ではなく今も櫛形山を上昇している
サクラ達。

ひとつめは「ミヤマザクラ」。

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ソメイヨシノと違い、葉がすっかり出た後に花を咲かせます。

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もうひとつは「ウワミズザクラ」。

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初めて見ると「これがサクラ?」と驚きますが、葉は確かにサクラに
特徴的な形をしています。表面が鍛え上げられた腹筋のようなので
慣れれば、葉だけで種類がわかることも。

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晴れた日にこの木の根元に立つと、ハチなどの羽音が頭上でブンブン
して、カミキリムシを始めとした小型の甲虫も多く集まり、この時期の
重要な蜜源・花粉源になっていることがわかります。


ところで、先日もこの欄でご紹介した平林にある「桜池」。

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地元の古老に伺ってもその由来が定かではなかったのですが、周囲
には今日ご紹介したものも含めて多くの自生したサクラが次々に咲く
ことから名づけられたのかな、と最近納得し始めました。


by はろ


posted by 富士川町 at 10:32| Comment(0) | 植物