2012年01月26日

春の使者


大寒に違わず列島各地で冷え込みが厳しいですが、そんな時こそ
少しでも温かくなるような話題を。

春の使者「ツバメ」ですが、山梨への飛来は早くても3月下旬で
しょうか。というわけで、今回は巣のご紹介です。

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・・・あれ? ツバメの巣ってこんな形(お椀型)じゃなかったっけ?


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と思われた方、正解です。

最初にご紹介した巣は「コシアカツバメ」という種類のもの。
徳利を半分にして壁に張りつけたようです。いずれも昨夏に使わ
れた巣が、役場の分庁舎に残っています。

ツバメは胸が白いですが、コシアカツバメは薄茶色い模様がある
ので、子育てが始まれば親鳥も近くで見られ、違いがわかると
思います。こんな形の巣なので、ヒナの成長具合がわかり難いの
が難点ですが。


寒さからとかく背が丸まりがちですが、ちょっと上を向いて歩く
と、今まで気づかなかった発見があるかも知れませんね。

by はろ

posted by 富士川町 at 12:57| Comment(0) | 動物

2011年12月21日

オツネントンボ


先日の「シモバシラ」に続いて、寒〜いこの時期に見られる
うれしいもの第三弾。

「オツネントンボ」です。

DSC_4057.jpg

これは一昨年の12月25日に撮影したものですが、日差し
がある日はこうしてひなたぼっこをすることも。

この冬も見られます。

漢字では「越年蜻蛉」と書き、多くのトンボがヤゴの状態で
いるこの時期に、成虫で越冬するトンボです。


DSC_4615.jpg

こちらは「ホソミオツネントンボ」。同じく成虫で越冬し、春には
特にオスは、ご覧のような鮮やかな青色になります。

トンボは前にしか飛ばないことから「勝ち虫」とも言われ縁起の
いい虫。無事に冬を乗り越えて、新年に福を呼び込んでもらいたい
と思います。

by はろ

posted by 富士川町 at 09:53| Comment(0) | 動物

2011年11月28日

ウスタビガの繭(まゆ)


このブログでもつい先日まで紅葉が話題になっていました
が、ふと周辺を見渡すとすっかり葉が落ち、冬の装いに。

そんな時に林を歩いていると目に入ってくるのが、これ。

DSC_7260.jpg

ウスタビガという大型の蛾の繭。鮮やかなライム色です。

あ、今回は蛾の写真はありませんので、ご安心を。


7月初旬には繭になり、成虫が出てくるのが晩秋ですので
4ヶ月余りをこの中で過ごすことになりますが、この繭には
いくつかの快適装備があります。

繭の一番下に小さな穴が開いています。

DSC_7313.jpg

実は、繭上部には成虫が羽化する時の脱出口が既にあって、
ここから雨が吹き込むのはご愛嬌。底の小さな穴は、雨水
の逃がし口になっています。

それだけではありません。繭の断面を見ると逃がし口の上
にも何やら構造物が・・・。

DSC_7308.jpg

繭全体との位置関係です。

ウスタビガ繭.png

蒸し器で例えると、ちょうど中簀(なかす)の役割を担って
いるのか、蛹が繭の底に触れて雨水の逃がし口を塞がない
よう下支えするようです。

その中簀を上から見たところ。「ヘチマたわし」のように
周囲に大小の穴が見えます。

DSC_7312.jpg

水は下に通しつつ、雨水の逃がし口から入る小さな虫など
は防ぐフィルターにもなっているようです。

by はろ


posted by 富士川町 at 10:34| Comment(0) | 動物