2013年01月04日

ウスタビガの繭(まゆ) その2



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以前ご紹介した 「ウスタビガの繭」 の記事ですが、冬になって木々の葉が
すっかり落ちると、空になった繭を目にする機会が増えるためか、今でも
ポツポツ閲覧頂いています。

今回はこの繭から出てくる成虫のご紹介です。 の写真のアップがあり
ますのでご注意下さい。






始まります。(^。^;)〉

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こちらはオス。羽化は晩秋で、これも11月の撮影です。

メスは、オスより翅が黄色っぽく、触覚が細いのも判別ポイント。
「ウスタビガ」でなく「ウスタビアゲハ」なんて名前だったら、もっと注目されて
いたかも!?


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こちらは繭に産みつけられた卵。このまま越冬して、幼虫は翌春に孵化します。

皆さんも、繭を見つけたら、手にとって見てみて下さいネ。


by はろ
posted by 富士川町 at 13:09| Comment(0) | 動物

2012年08月20日

やまっかがし



(今回はヘビの写真ばかりですので、お嫌いな方はご注意下さい)







(本文が始まります)

町内の平林では、夏になると路上で日向ぼっこをしている ヘビ
よく見かけます。

本州では在来8種のヘビが確認できますが、平林では県レッドデータ
ブックで「絶滅危惧U類」のシマヘビを含め、その全8種を確認する
ことができます。

今回ご紹介するのは、その中でもヤマカガシ。平林では「やまっかがし」
と呼び、親しまれて?います。
(以下「やまっかがし」のアップ写真ばかりです)

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世代によっては「無毒のヘビ」と教えられた方もいらっしゃると思いますが
現在は のある特定生物に指定され、飼育にも許可が必要。
野外の作業では、マムシやハチと並んで注意が必要です。

毒は、上顎(あご)の奥と、頸(くび)にそれぞれ毒腺があります。

上顎の毒は、強さだけならハブの10倍という強力なもの。
一方、頸から分泌する毒は、好んで食べるヒキガエル由来のものを蓄え
て、外敵に備えています。

ヤマカガシは、追いかけて不用意につかんだりしなければ、咬まれること
はまずありません。それでもヤマカガシに咬まれると厄介なのは、治療に
使う血清を扱う機関が限られているからです。

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平林で見る「やまっかがし」は頸が黄色く、体色にオレンジの部分が
あって見分けやすいのですが、地方によっては黄色い色素が欠落して
青みの強いものや、黒い斑紋の弱いものが見られ、変異が多いです。

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(上半身の模様)

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(腹側)


ヘビの判別に自信がない場合は、眺めて愛でるだけに留めておきましょう。


by はろ


posted by 富士川町 at 14:40| Comment(0) | 動物

2012年06月29日

ホウネンエビ



町内の「棚田米」がおいしい平林では、例年、5月の中〜下旬にお田植えが
あり、近県からオーナー制度で作稲される方も大勢いらして、賑わいます。

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今はちょうど田植えから一ヶ月が経ち、イネの緑も濃くなってきました。
アマガエルのオタマジャクシにも手足が生えてくるなど、生き物たちも
忙しくなってきています。

そんな中、とある水田で毎年出てくるのを楽しみにしているのが、これ。

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ホウネンエビ(豊年蝦)です。これが「大発生した年は豊作」という
伝承を耳にした方は多いのではないでしょうか。

両側に突き出た眼などはまさに「エビ」。

ただし、地方によって
・ ほうねんうお(豊年魚)
・ なえきんぎょ(苗金魚)
・ たきんぎょ・たっきんぎょ(田金魚)
・ むぎわらきんぎょ(麦藁金魚)
などと呼ぶところもあって、エビ派はどうも旗色?がよくありません。

確かに、エビやザリガニが腹部にある「腹脚」で時に推進力を得るのに対し

ホウネンエビは 胸部にある鰓脚(さいきゃく:鰓状の脚)」を常に
動かし泳ぐ様子から、エビとの違いを見出していたのかもしれませんね。


こちらは横から見たところ。

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仰向けに泳ぐのも特徴です。


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これはメスで、卵の入った保育嚢をぶら下げています。
「お腰につけたキビ団子〜♪」のようで、ひとつ欲しくなりました。


by はろ
posted by 富士川町 at 10:15| Comment(0) | 動物