(今回はヘビの写真ばかりですので、お嫌いな方はご注意下さい)
(本文が始まります)
町内の平林では、夏になると路上で日向ぼっこをしている
ヘビ を
よく見かけます。
本州では在来8種のヘビが確認できますが、平林では県レッドデータ
ブックで「絶滅危惧U類」のシマヘビを含め、その全8種を確認する
ことができます。
今回ご紹介するのは、その中でもヤマカガシ。平林では「やまっかがし」
と呼び、親しまれて?います。
(以下「やまっかがし」のアップ写真ばかりです)


世代によっては「無毒のヘビ」と教えられた方もいらっしゃると思いますが
現在は
毒 のある特定生物に指定され、飼育にも許可が必要。
野外の作業では、マムシやハチと並んで注意が必要です。
毒は、
上顎(あご)の奥と、
頸(くび)にそれぞれ毒腺があります。
上顎の毒は、強さだけならハブの10倍という強力なもの。
一方、頸から分泌する毒は、好んで食べるヒキガエル由来のものを蓄え
て、外敵に備えています。
ヤマカガシは、追いかけて不用意につかんだりしなければ、咬まれること
はまずありません。それでもヤマカガシに咬まれると厄介なのは、治療に
使う血清を扱う機関が限られているからです。

平林で見る「やまっかがし」は頸が黄色く、体色にオレンジの部分が
あって見分けやすいのですが、地方によっては黄色い色素が欠落して
青みの強いものや、黒い斑紋の弱いものが見られ、変異が多いです。

(上半身の模様)

(腹側)
ヘビの判別に自信がない場合は、眺めて愛でるだけに留めておきましょう。
by はろ