先日もこの欄でご紹介しました。
当日は草刈りもして頂きましたが、今回はその中にあった宝物
をご紹介します。
富士川まつりの準備で木の枝が必要だったのですが、刈って
あった枝から状態のいいものを数本頂きました。その枝の中の
一本を糸鋸で細切れにしていたところ、手元からほんのりと
「湿布」臭が・・・。
カバノキ科の「アズサ(梓)」でした。
別名「ミズメ」。「ヨグソミネバリ」とも。
若い枝は木肌につやがあり、サクラの仲間のように見えます。
傷をつけるとサロメチール臭がするのですぐわかるのですが、
パッと見ただけでは判別は難しいかもしれませんね。
職場周辺で何年か探しても見つからなかった‘宝物’なのです
が、一本見つかるとあちこちで目にするようになりました。
一方、「恩賜林御下賜100周年記念大会」出席で来県された
皇太子殿下のお印も「梓」。同じアズサですが、こちらは全く
別の木で、ノウゼンカズラ科のキササゲのことだそうです。
by はろ
【11月16日追記】 初出時、ご結婚十周年記念硬貨の台紙
に梓(キササゲ)の花が描かれていたため上記としました
が、宮内庁に聞いたところ「梓」のお印は、梓という木を
使っているのであって、両者のどちらと特定はしていない
とのことです。【追記ここまで】