2011年11月14日

アズサ(梓)

森林ボランティア「ますほ21世紀の森づくりの会」については
先日もこの欄でご紹介しました。

当日は草刈りもして頂きましたが、今回はその中にあった宝物
をご紹介します。


富士川まつりの準備で木の枝が必要だったのですが、刈って
あった枝から状態のいいものを数本頂きました。その枝の中の
一本を糸鋸で細切れにしていたところ、手元からほんのりと
「湿布」臭が・・・。

カバノキ科の「アズサ(梓)」でした。

DSC_7290.JPG


別名「ミズメ」。「ヨグソミネバリ」とも。


DSC_7286.JPG


若い枝は木肌につやがあり、サクラの仲間のように見えます。
傷をつけるとサロメチール臭がするのですぐわかるのですが、
パッと見ただけでは判別は難しいかもしれませんね。

職場周辺で何年か探しても見つからなかった‘宝物’なのです
が、一本見つかるとあちこちで目にするようになりました。




一方、「恩賜林御下賜100周年記念大会」出席で来県された
皇太子殿下のお印も「梓」。同じアズサですが、こちらは全く
別の木で、ノウゼンカズラ科のキササゲのことだそうです。

by はろ

【11月16日追記】 初出時、ご結婚十周年記念硬貨の台紙
 に梓(キササゲ)の花が描かれていたため上記としました
 が、宮内庁に聞いたところ「梓」のお印は、梓という木を
 使っているのであって、両者のどちらと特定はしていない
 とのことです。【追記ここまで】


posted by 富士川町 at 14:29| Comment(1) | 植物